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地下アイドルよりも地下 “地底アイドル”の実態を現役アイドルが暴露「オリジナル曲がない、ドン・キホーテの衣装を平気で買う」

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社会学者・宮台真司氏とラジオパーソナリティでライターのジョー横溝氏が政治・経済・司法・国際情勢から、映画・音楽・芸能、サブカル、 18禁にいたるまで、様々なジャンルのテーマを独自の視点で徹底的に掘り下げる『宮台真司とジョー横溝の深堀TV』。  今回のテーマは「地下アイドル」。地下アイドルとはどのようなアイドルか、『職業としての地下アイドル』(朝日新聞出版)の著者で地下アイドルの姫乃たまさんをゲストに迎え熱いトークが繰り広げられました。  良くも悪くも数字が出るようになった平成という時代。姫乃さんは「数字ではなく、衝撃を受けて人生が変わる、その衝撃の大きさを大事にしたい」と語り、自殺したアイドルについてのメールに、宮台氏は「平成は男がものすごい勢いでクズ化した」と語ります。左からジョー横溝氏、宮台真司氏、姫乃たまさん。 ―関連記事―   地下アイドルの下に地底アイドル!? 姫乃: アイドルちゃんは食べ物の差し入れが禁止で、それは一般的に考えれば何が入っているか分からないから危ないというのがあるんですけど、もっと地下の地底ぐらいのアイドルになると収入がないから貰うと食べちゃうから太るから禁止というのがあります(笑)。 ジョー横溝: どこまでが地下でどこからが地底なの? 姫乃: 私はもともと地底アイドルなんですけど、オリジナル曲がないんです。地下アイドルと言っても自分の曲とか自分のキャラクターでなんとかアイドルらしくやっているんですけど、その下にはとにかく人前に出なければという人がいます。  人の曲をカバーしてドン・キホーテで売っている服を平気で買います。 ジョー横溝: そうか! 宮台: 今、コメントが流れていたんだけど、「事務所に所属していないのが地底ってこと?」ってあったんだけど、それはどうなの? 姫乃: それは全然関係なくて、地下アイドルは事務所もピンキリで。登記してないような名ばかり事務所とかよくあるので、事務所に入っているかは関係ないです。あと、特に地下アイドルの関係者というのは営業のノウハウを持っている人がすごく少ないですね。 宮台: いわゆるセルフプロデュースをする人達は要はどうやって取っ掛かりを作っていくの? 姫乃: 今、ネットとかでライブ募集というのが検索するとすごくたくさんあるので、そこに直接連絡します。あと、急に地下アイドルになりたいという子はいなくて、みんな目立ちたいとかタレントになりたいとかあるので。  実際に現場に来てみて「私もやってみたい」という感じで、近くの人に声を掛けると名ばかり事務所が出てきて「じゃあこうやろう」みたいな感じですね。そういう人もノウハウはあるので、ライブとかに出られるようになる。 宮台: 名ばかり事務所に入ったとすると、どのぐらいピンハネされるの? 姫乃: それは本当に様々で、アイドルと関わりたくてやっている人はボランティアでやっている人もいれば、酷いところになると、どんなに稼いでも交通費とかも関係なく1回千円しか出さないとか。それすら滞納すると聞いてます。だから本当に酷いところは酷いし、ボランティア精神でやってくれるところもありますね。 ジョー横溝: なるほど。たまちゃんは基本そういうところに入らず、自分でやっていたんだ? 姫乃: そうですね。私ずっとフリーで、小さい事務所に「入らないか」みたいなことはあったんですけど、お金の動きがある程度分かってしまうと、売れてれば関係ないですけど、売れてないので「大人にあげられるお金もないし」と思って、どうしようかなと思っていたら10年たちました。 ジョー横溝: ある意味、平成の特徴って、中間組織みたいなのが無くなった時代だと思うんですよ。 宮台: 中抜きの時代だとも言うね。 ジョー横溝: そう。さっきの的屋とかもそうですし、社会的に特に小泉さんとかがいろいろなものをぶっ壊したじゃないですか。 宮台: ぶっ壊したし、あとインターネットが取り次ぎの役割を果たすようになったんだよね。だからダイレクトにネットで繋がるということだよね。 ジョー横溝: ある意味スポンジみたいに中間になっていた存在も無くなってしまった感じもあるから、やっぱり直接的だとお互いかなりハードにぶつかっていかなきゃいけないわけじゃないですか。ユーザーと直接コミュニケーションを取らないといけないとか、それはどうなの? 姫乃: そうですね。直接ぶつかっていくと、トラブルが起きたときに大変なこともあるんですけど、やりがい搾取はやめましょうというのはすごくやっぱりあります。  今、中間の人が減ってきていて、アイドルが直接ライブハウスと交渉したりだとかする面も増えてきているんですけど、その一方でアイドルのやる気が分かるぶん、「やる気があるからいいよね」みたいな感じでお金をあげないとか過度に働かせるというのが結構あるので。 宮台: インターネットの時代の良いところは、評判もそれなりに共有できるから、名ばかり事務所なのかそれなりに本気の事務所なのかというのをちゃんと調べられるよね。 姫乃: そうですね。地下アイドル界隈は緩い感じが昭和 姫乃: 良いところでも悪いところでもあるなと思うんですけど、例えばスタッフさんが物販で横領して逃げちゃうとか。また金額が20万とかなんですよ。「そんな20万円で社会的な信用失わないで」と思っちゃうんですけど、その人が半年後に普通にいたりするんですよ。「今日カメラマンで入っているから」みたいな感じで。  みんな許容するし、逆に地下アイドルの子も平気でドタキャンするし、キャンセル料すら踏み倒したりするんだけど、他のライブに出たりする。そういうダメな人でもなんとかやっていけるという緩さみたいなところがこの業界の良いところだなと思っていて、だからといって、もちろんやってはダメなんですけど。 宮台: それはなるほどな。昭和と平成の違いは緩さときつさでしょう? ジョー横溝: そうですね。 宮台: 平成はまちまちで、法の奴隷が増えているし、炎上も法や道徳に違反して見えるようなやつを本人が道徳と言ってもないくせにぎゃあぎゃあ言って炎上するというのが基本的にはクズたちの作法じゃない? そういうことを比較してみると、地下アイドルの界隈は緩い感じ、そこは昭和だね。 ジョー横溝: なるほど。 宮台: だからこの本を読んでいても、僕はきつい、厳しいなという面とそれでもいい感じなんだなという面と両方あるんだよね。 姫乃: そうですね。頑張っている子は頑張っているし、業界全体のイメージが悪い子がいることによって落ちちゃったりするんだけど、それによって王道の道で頑張れなかった子も業界にいられるわけだし、一般社会でちょっと難しいなみたいな人が入ってこられるのが良くて。 宮台: それはいいよね。 姫乃: たぶん、私は会社とかで働けないんじゃないかというのがずっとあって、今、(コメント)「明日は自分もそうなるかも」というのがありましたけれど、夢がずっと無くて、アイドルになりたいと、もちろん思ってなかったし、職業というか将来の道として1番近いのが近所にいるホームレスだったんですよね。 ジョー横溝: (笑)。そうなんだ。 姫乃: 未だに私はホームレスのこと

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