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【ライブレポート】乃木坂46アンダーライブで川後陽菜が涙の卒業「7年間で本当に大切なものができた」(写真18枚) - 音楽ナタリー

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乃木坂46のアンダーメンバーが12月19、20日に東京・武蔵野の森総合スポーツプラザにて単独公演「アンダーライブ全国ツアー2018 ~関東シリーズ~」を行った。この記事では昨日20日公演の模様をレポートする。 今回のアンダーライブには座長の北野日奈子をはじめ、伊藤かりん、伊藤純奈、岩本蓮加、久保史緒里、阪口珠美、佐々木琴子、鈴木絢音、寺田蘭世、中田花奈、中村麗乃、樋口日奈、向井葉月、山崎怜奈、吉田綾乃クリスティー、渡辺みり愛、和田まあや、そして本公演をもってグループを卒業した川後陽菜の計18人のメンバーが参加。チケットは即日ソールドアウトし、会場には各日約1万人、2日間合わせて約2万人の観客が来場した。 「乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2018 ~関東シリーズ~」東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ公演の様子。(写真提供:ソニー・ミュージックレコーズ)  川後、伊藤かりん、伊藤純奈の3人による影ナレのあと、「Overture」を経てステージに登場した乃木坂46は、「初恋の人を今でも」「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」といった切ない青春を歌った楽曲を連続で披露。3曲目の「転がった鐘を鳴らせ!」ではメンバーが会場中央に設置された花道に移動し、北野は「皆さんアンダーライブへようこそ! 最後まで楽しんでいってね!」と客席に向かって元気よく叫んでいた。 左から樋口日奈、北野日奈子、寺田蘭世。(写真提供:ソニー・ミュージックレコーズ)  最初のMCでは、熱が出て喉が腫れてしまったことを前日のブログで報告していた寺田が、「今日はだいぶ熱も下がって、ちょっと声がいつもよりブサイクかなって感じで。昨日もまったく出演しないという選択肢もあったんですけど、2日間あるからこそ出たいなと思ったんです」と心境を報告。伊藤かりんは1曲目の「初恋の人を今でも」から泣いていたことを告白し、「川後とポジションが近かったり、歌割りが一緒なところが多すぎて。今日めっちゃ盛り上がる曲でも号泣してる可能性があるんですけど、それはお腹が痛いとかじゃなくて川後で泣いてるんだなと温かい目で見てください」とファンに呼びかけた。 左から伊藤純奈、久保史緒里、伊藤かりん。(写真提供:ソニー・ミュージックレコーズ)  次にライブはユニット曲のブロックに突入し、久保、伊藤かりん、伊藤純奈は「私のために 誰かのために」で見事なハーモニーを響かせて観客を魅了。乃木坂46内ユニット・サンクエトワールのメンバーである北野、寺田、中田は花道で「君に贈る花がない」をパフォーマンスして会場を大いに盛り上げ、北野は「もともとサンクエトワールは卒業したひめたん(中元日芽香)と、(堀)未央奈と花奈さんと蘭世の5人で結成されたユニットで。5人共ユニットも曲もすごく大事にしているので、今回3人で披露するのってどうなんだろうと思ったんですけど、ひめたんが卒業した今、サンエトを伝えていくのは私たちでしかできないので今日はすごく感情が沸いて……」としみじみと感想を語った。 「乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2018 ~関東シリーズ~」東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ公演の様子。(写真提供:ソニー・ミュージックレコーズ) ソロダンスを披露する北野日奈子。(写真提供:ソニー・ミュージックレコーズ)  その後、18人は鈴木がセンターの「自惚れビーチ」や、樋口がセンターの「シークレットグラフィティー」などを次々に届けて会場の温度を上昇させていく。「狼に口笛」ではテンションの高まった和田が「全員、騒げー!」と観客を盛大に煽っていた。アンダーメンバーの心情を描いた「アンダー」の歌唱後には、北野が自身の思いや意気込みを述べるVTRの上映を挟んでキレのあるソロダンスを披露。そのままの流れでメンバーは「嫉妬の権利」「制服のマネキン」「インフルエンサー」「ここにいる理由」をノンストップで畳みかけ、会場が興奮で包まれる中、北野がセンターを務める「日常」でライブ本編を終えた。 アンコールに応えて再度ステージに現れた乃木坂46は最新シングル曲「帰り道は遠回りしたくなる」のほか、「孤独な青空」「サイコキネシスの可能性」を熱演。北野は「前に楽曲のアンダーに対して、『どういう感情で歌ったらいいかわからない』と言ったことがあるんですけど、正直今も何が正解かはわからないです。でも、正解がないところがすごくいいなと思います」「たとえスポットライトが当たっていなくても、アンダーメンバーは自分自身で光を放てると思います。そこがアンダーメンバーのよさであり、強みです」とアンダーメンバーに対する胸の内を吐露しつつ、「数年後それぞれがここを飛び立ってどんなところでどんなことをして輝くかはわかりませんが、今日のこのときを過ごした私たちは今日が人生の宝物で財産になると思います」「私は引っ張っていってるというよりは足を引っ張ってしまっていて頼りなかったと思うんですが、みんなと同じ空気の温度になれたことが本当に幸せです」としっかりとした口調で挨拶した。 手紙を読み上げる川後陽菜。(写真提供:ソニー・ミュージックレコーズ)  そして18人はペンライトを持って「乃木坂の詩」を歌い、観客とシンガロングを繰り広げて会場に一体感を生み出す。これまでアンダーライブの全公演に出演してきた川後は涙を流しながら手紙を読み上げ、「たくさんの思い出がありますが、私を成長させてくれたのはこのアンダーライブです」「私が誇れるものがあるとしたら、それは乃木坂46のメンバーで一番ライブをやってきたということです」と話したほか、「応援し、支えてくれたファンの皆さんが今日まで私をアイドルにしてくれました。夢をいつもファンの方と一緒に叶えてきました。数いるアイドルの中から、乃木坂46の川後陽菜を見つけてくれて本当にありがとうございます」とファンに感謝の気持ちを述べた。 左から中田花奈、和田まあや、川後陽菜、樋口日奈。(写真提供:ソニー・ミュージックレコーズ)  ラストに乃木坂46は川後の「最後に私の大好きな曲を皆さんと歌いたいと思います」という言葉から、「ハルジオンが咲く頃」を熱唱。曲中、和田は「ごっち、卒業おめでとう。出会えてよかったです。大好き」と涙し、川後は感極まった表情を浮かべながら「7年間本当にありがとうございました。7年間で本当に大切なものができました。かけがえのない仲間ができました。本当に本当に私は乃木坂46に入れて、アイドルになれて幸せでした」と改めて自身の思いをファンに伝えていた。

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