アイドルグループ「ももいろクローバーZ」(ももクロ)の百田夏菜子さんが13日、静岡市内で初主演ドラマ「プラスティック・スマイル」(NHK・BSプレミアム)の会見に出席した。同作でコスプレが趣味の会社員を演じる百田さんは「本格的なコスプレは初めて」といい、「(コスプレに)ハマるかもしれない。それぐらい魅力的だし、奥が深い」と笑顔を見せた。 この日の時点では、コスプレをしながらの演技はまだしておらず、写真のみ撮影したという。普段は裸眼の百田さんが、カラーコンタクトにも初めて挑戦する。写真撮影では、コスプレ専門のカメラマンとメーキャップアーティストから「イケメーン!」と絶賛されたといい、「あんなにイケメンって言われることってない。すごくうれしかったですし、(演技でも)カッコよく決められるように頑張りたい」と意気込んだ。 ドラマは、NHK静岡放送局が初めて制作する地域発ドラマ。静岡県が全国一の出荷額を誇る模型・プラモデルや、コスプレでの地域おこしを題材に、自らの仕事や人生と向き合い、成長していくヒロインの姿を描く。脚本は、2010年公開の映画「キャタピラー」(若松孝二監督)や、連続ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」などの黒沢久子さんが務める。全1回。 百田さんは、静岡市内のプラモデルメーカー勤務の会社員、林田紬(つむぎ)を演じる。紬は、総務課に所属しており、完璧な仕事ぶりで、趣味のコスプレのクオリティーも高いというキャラクター。劇中に、紬が愛してやまないマンガとして、ドラマオリジナルのマンガ「リエゾン・ディアーヴォロ」が登場するが、「電影少女」などの桂正和さんがキャラクターデザインを担当し、榊原瑞紀さんがマンガとイラストを手がけた。百田さんは、劇中で「リエゾン・ディアーヴォロ」のキャラクターのコスプレを披露する。 ドラマは百田さんの出身地でもある静岡県内で撮影されており、百田さんは「オール静岡ロケなので、静岡出身の私としては、穏やかな気持ちで撮影できています」と笑顔を見せていた。 会見には紬の同僚・望月翔を演じる「劇団EXILE」の青柳翔さん、紬が務める会社の社長・島田浩一を演じる俳優の武田真治さん、人気コスプレーヤーのジェンを演じる片山萌美さん、も出席した。放送は11月21日午後9時から。