昨年末をもって乃木坂46を卒業した西野七瀬(24)が24日、京セラドーム大阪で卒業コンサート『7th YEAR BIRTHDAY LIVE - Day4- ~西野七瀬卒業コンサート~ 』に出演。自身も思い描けなかったというアイドル生活を涙ながらに振り返ったが、最後には「本当に何の悔いもなく卒業できます。私がいなくなっても、乃木坂46はこれからもキラキラ輝いていくと思います。私も応援します」とグループの未来をメンバーに託し、最多7作でセンターを務めた功労者がアイドル人生に幕を下ろした。 ■西野七瀬スピーチ アンコールありがとうございます。「『ななせ』というコールが来てる」、「しかもピタってそろってる」ってなってました。こんなステキなVTRも作っていただいて…。何を話せばいいのか、ちょっと難しいところなんですけど…。きょうのライブが始まる直前まで『卒業ライブかな』みたいな感じだったんですけど、出る前にグーってなっちゃって喉がキューッと締められて。そのときに自分にとっての乃木坂という存在が、すごく離したくないないものというか、例えようのない大事なものになっていたんだなと始まる寸前に気づかされました。自分の感情によって…。 「気づいたら片想い」をアカペラで歌うのも、めっちゃ練習したんです。すっごい練習して、そのときはすごく褒められて『いい感じ』ってなってたのに、やっぱり本番になると…。練習のときにはない感情が、たくさん生まれてきて…。練習どおりに上手にできなかったとは思うんですけど、これがリアルだし、そういう姿をお見せできるのも悪いことではないな、と。きょうライブをやってきて感じたのはライブ楽しいなということですかね。もちろん大変なこともたくさんあるんですけど。 ライブができることはありがたいこと。こうやって、会場があって、セットを組み立ててくれる方がいて、構成や演出を考えてくれる方がいて、きれいにみんなをかわいく撮ってくれるカメラマンさんがいて、きれいに映してくれる照明さんがいて、大事なマイクを管理してくださっている音響さんがいて。数えきれない人たちのお力のおかげで、私たちはライブができる。あらためて、当たり前のことじゃないな、と昨日の夜に考えていました。 (涙をぬぐう)すみません。 (「頑張れ」の声に)ありがとうございます。 7年間、はじめのころは「しゃかりき」という感じ。「みんな、私を見てほしい」みたいな気持ちでできる場所なんですよ、私にとって唯一、ライブやステージは。ステージから降りると、なんか恥ずかしくて「見ないで」ってなるんですけど。ステージに上がって音楽がかかると楽しくて、遠くのお客さんにも届くように腕を目一杯伸ばして大きく見せようって。自分の中でライブに対してのルールじゃないですけど、何年もかけて、こういうふうにしようというのは一つずつ生まれていってる。 それを考えるきっかけになるのは、見てくれるファンの方に喜んでいただきたいというのが原点にあります。そういうふうに、いろいろ思わせてくれたことはありがたいことだなと思います (ファンの「ありがとう」の声に)いえいえ、こちらこそです。こちらこそなんですよ。 もう恥ずかしくなってきました。卒コンは1日しかないもの。ここの会場に約5万人の方がいらっしゃる。画面の向こう側には、もっとたくさんの方が今も見てくださっている。そんなふうに乃木坂46の西野七瀬としてなれたことは本当にもうねぇ。誰も予想しなかったですよね。私でさえ思わなかったですから。本当に幸せだなぁと思いますね。 たくさんの方が力を貸してくれて、私たちって活動できている。その気持ちはアイドルだけじゃなくて、ほかの仕事でも生きる。乃木坂の7年間で覚えていったこと、教訓は、この先ずっと、どこに行っても役に立ってくれるものだと思っています。感謝しかないです。本当にありがとうございます (深々と一礼) (「ななせコール」に)うれしい。今後、乃木坂46の西野七瀬じゃなくなりますけど、西野七瀬はずっと生きていきますので、ぜひ。そっと応援してくださる方もいれば、「まだまだ応援するよ」もいらっしゃると思う。みなさんの応援の仕方で私のことを見てくれたら一番うれしいなと思います。無理をせずに。 (「見るよ~」と声をかけられ)うれしい。このままだと、また喉がキュッとなりそうなので…。このへんにします。私の頭の中にあったことは、みなさんにきれいな形じゃないかもしれないですけど、不器用なりにお伝えできたと思います。喉がキュッとなる前に1曲、聴いていただきたいと思います。 (卒業セレモニーを終え、桜井玲香に水を向けられると)きょうはむちゃくちゃ楽しかった。みなさんにお会いするのも、ちょい久しぶり。出し切った、です。ドレスも作っていただいたんです。実は、ちょっとハトを意識しました(笑)。ちょっと重たいのでダンスがいつもどおりにできないかもしれないですけど、それはご了承ください。 (メンバー一人ひとりとハイタッチ&ハグを交わして)終わってしまう。本当に楽しい時間をありがとうございました。本当に何の悔いもなく卒業できます。私がいなくなっても、乃木坂46はこれからもキラキラ輝いていくと思います。私も応援します。みなさんも応援しましょう! 本日は本当に、ありがとうございました。 (ダブルアンコールを終え)終わりたくないですよね。寂しいです。かずみん(高山一実)助けて。 (高山が「どうしよっか」と話し、メンバーがあいさつを提案)やりたい! 生声で言ってみる? じゃあ、私が合図しますね。みんさん、きょうは本当に(メンバーも声を合わせて生声で)ありがとうございました! お気をつけて帰ってくださいね。では。バイバ~イ! (鳴り止まない「ななせ」コールに再びステージに上がり) (松村沙友理が)MCで言っていたにんじん顔やりますね(と、にんじん顔披露)。 またね~! バイバ~イ! ありがとうございました。